永久磁石を規則的に並べたユニットを
向かいあわせ電子ビームが進行する
直線上に周期的（正弦波的）に変化
する磁場を発生させる装置です。
アンジュレータのギャップ長を変化させ
ると、磁場の強度が変化します。
これによりFELの波長を容易に変える
ことが可能になります。当施設では
0.3〜100μmの波長範囲のFELを
発振させるため、周期長の異なる5台の
アンジュレータを設置しています。

ビーム輸送系(BT系)はビーム収束
用の四極電磁石をダブレット配置
し、入射器から電子加速器終端
まで電子ビームを小さく絞り、ビーム位
置を加速管中心に保つようにして
います。30〜165MeVに加速された
電子ビームを、対応したアンジュレー
タに供給するためのS字型（偏向角
22.5°）のBT系は、電子ビームの特
性を損なわずにビーム輸送が可能
です。

光共振器の出力側ミラーからのFEL
光は、集束光学系により絞られ、
反射ミラー系により3Fの利用実験
室へ伝送されます。　

The Beam Transport (BT) system for the linac has a quadrupole doublet to keep the emittance small and the position of the accelerated beam on the axis of the linac from the injector to the end of the linac. The S figure type BT systems (22.5 deg. bend x 2) are installed at 30-165MeV sections have been designed as achromatic and nearly isochronous BT systems for corresponding undulator.

The FEL beam from the output mirror of the optical resonator is collimated by an inverted telescope and transported to reflecting mirror systems to the user's rooms located in the third floor.